現役を退いた後も、福士加代子とワコールの絆は途切れていません。彼女は現在も株式会社ワコールに所属し、スポーツの価値を社会へ届けるアンバサダー的な役割を果たしながら、陸上競技部のアドバイザーを務めています。
なかでも大きな柱となっているのが、彼女の名前を冠した「笑福(しょうふく)プロジェクト」です。単に速さを競うアスリートの育成にとどまらず、子どもからシニアまで幅広い世代に向けてランニング教室や健康推進イベントを全国各地で開催。「走ることは楽しい」という彼女自身の原点を伝えるメッセンジャーとして、エネルギッシュに現場へ足を運んでいます。
テレビやラジオのスポーツ中継では、現場の空気を知り尽くした実力者ならではの的確な視点と、飾らない軽妙な語り口で解説者・ゲストとしても高い人気を博しています。競技の厳しさを誰よりも知るからこそ紡ぎ出せる温かいコメントは、多くの視聴者の共感を呼んでいます。