皮ごと食べるにあたって最大の懸念点となるのが、桃を皮ごと食べる農薬の影響です。インターネット上では「果皮に農薬が残留しているため危険」という噂が散見されますが、結論から言えば、流通している国産の桃において過剰な恐怖を抱く根拠はありません。
日本国内で栽培される農産物は、農薬取締法に基づき収穫何日前までに使用を停止すべきか厳格な期間制限が敷かれています。さらに、多くの産地では病害虫や日光焼けから実を守るために果実へ袋をかける「有袋栽培」が取り入れられており、収穫期に薬剤が直接果皮にかかるリスク自体が大幅に低減されています。厚生労働省が実施する定期的な残留農薬検査でも、基準値を超過して検出される事例は極めて稀です。
それでも気になる方に向けて、産直通販サイトや果樹園が推奨する桃の残留農薬の落とし方と桃の産毛の取り方と洗い方の手順を整理します。専用の洗剤や薬剤を使う必要はなく、家庭にある道具で簡単に対処できます。
- 水につけながら手のひらで転がす:ボウルに水を張り、桃を浸しながら両手の手のひらで優しく包み込むように撫で洗いします。これだけで表面の柔らかな産毛の大半が水中に流れ落ちます。
- 柔らかいスポンジやキッチンペーパーでぬぐう:軸のくぼみなど産毛が残りやすい部分は、湿らせたキッチンペーパーや清潔なシリコンスポンジで軽く撫でるように拭き取ります。力を入れすぎると果肉を傷めるため、撫でる力加減が鉄則です。
- 流水で10〜15秒すすぐ:水溶性の付着物や剥がれた産毛を蛇口からの流水で洗い流します。これで下処理は完了です。気になる場合は、1リットルの水に小さじ1杯程度の重曹を溶かした重曹水に1分ほど浸してから流水ですすぐ方法も有効です。