肘のカサつきや黒ずみが気になるあまり、入浴時にナイロンタオルで力任せに擦ったり、軽石や角質削り用やすりでガリガリと削り落としたりしている人は少なくありません。しかし、これは最も避けるべき危険な行為です。
皮膚には、外からの物理的刺激を受ければ受けるほど、内部の組織を守るために角質をより分厚く硬く作り変える防衛本能(過角化反応)が備わっています。ナイロンタオルや垢すりで削り取った直後は一時的につるつるになったように感じられますが、数日後には以前よりも頑丈で硬い角質が再生され、結果として皮むけと黒ずみがより深刻化します。
また、強酸性のピーリング剤を頻繁に使用することも、未熟な表皮細胞を剥き出しにしてバリア機能を破壊する要因になります。必要なのは「無理に削る」ことではなく、「水分と油分を与えて自然な剥離サイクルへと導く」ケアです。日常の洗浄時は石けんをしっかり泡立て、手で優しく包み込むように洗うだけでも十分な皮脂汚れを落とせます。