この言葉の面白いところは、声のトーンや文脈によって表情を自在に変える点にある。代表的な4つのシチュエーションを見てみよう。
1つ目は「気遣い・慰め」。「ケンチャナ?(大丈夫?)」と語尾を上げれば心配の問いかけになり、「ケンチャナ(大丈夫だよ)」と語尾を下げれば安心感を与える返答になる。2つ目は「許容」。「遅れてごめん!」に対する「ケンチャナ(気にしないで)」。3つ目は「辞退」。「お代わりいかがですか?」に対して「ケンチャナヨ(結構です)」と断る際にも使える。そして4つ目が「自己暗示」。追い詰められた時に自ら呟く「ケンチャナ、ケンチャナ……(大丈夫、何とかなる)」だ。