キメラアントの頂点たるメルエムを護るためだけに生み出された王直属護衛軍。その中でも純粋な格闘戦および破壊力において突出していたのがモントゥトゥユピーです。オーラの数値化を得意とするナックル=バインの能力「天上不知唯我独損(ハコワレ)」による試算では、ユピーの初見時の潜在オーラ量は70万オーラ以上と見積もられました。
一線級のベテランプロハンターであるモラウの潜在オーラ量が約7万、一般的なプロハンターが1万〜2万程度とされる世界において、この数値はまさに桁違いの化物といえます。激しい戦闘で大量のオーラを放出し、ナックルにオーラを利息付きで貸し付けられた後ですら、依然として50万以上のオーラを残していた事実は読者に凄まじい絶望感を与えました。
ユピーの念系統は「変化系」に属し、自身の肉体を分子レベルで組み替えるかのように瞬時に異形化させる独自の念能力を操ります。背中から無数の触手を生やす、視界の死角をなくすために複眼を展開する、飛行用の巨大な翼を形成するなど、戦況に応じた最適な器官をノーモーションで創り出しました。
さらに脅威だったのが、自らの激情をトリガーにした「怒りの爆発」です。当初はナックルたちの陽動や不可解な能力に苛立ち、自制を失って周囲一帯を吹き飛ばす自爆的なオーラ放出を行っていましたが、戦闘を通じてそのエネルギーを制御。下半身を馬の形状にした機動性の高い「ケンタウロス型」へと形態変化を遂げ、腕部から超高威力の砲撃を放つ戦闘スタイルを完成させました。