脳性麻痺の初期症状は、生後すぐには明確に現れないケースが珍しくありません。しかし、日々の抱っこや授乳、おむつ替えの際に保護者が感じる「違和感」が、早期介入への決定的な手がかりとなります。
代表的な脳性麻痺の赤ちゃん初期症状・早期発見サインとして、以下の月齢別特徴が挙げられます。
【生後1〜3か月頃】
・抱っこしたときに身体が突っ張り、弓なりに激しく反り返る(異常な筋緊張亢進)。
・逆に抱いたときにフニャフニャとしていて手応えがなく、首が極端に座らない(筋緊張低下)。
・おむつ替えの際に股関節が硬くて開きにくい。
【生後4〜7か月頃】
・生後4か月を過ぎても定頸(首すわり)が完了しない。
・常に片方の手だけを強く握りしめている(自発運動の左右差)。
・寝返りを打つ気配が全く見られない、あるいは反り返りの力だけで不自然に回転する。
【生後8か月以降】
・支えなしでお座りができない。
・ハイハイの際に両足を揃えて引きずるような「バニーホップ」動作が見られる。
・つかまり立ちをした際、足裏全体が床に着かず、つま先立ち(尖足)になる。
これらのサインが単独で見られるからといって直ちに脳性麻痺を意味するわけではありませんが、複数の兆候が持続する場合は、小児科専門医や地域の発達外来での受診が推奨されます。