「果てしない夢を追いかけ」というフレーズで始まるこの楽曲は、しばしば東京という巨大都市への憧れや若者の苦悩を描いたものと解釈されがちだ。しかし、ここに意外な真実が隠されている。
実際に歌詞のモチーフとなったのは、東京ではなく彼らが拠点としていた「福岡・博多」の街だった。地方からロックで這い上がろうとする男たちのリアルな覚悟と焦燥感、そして夜の街の泥臭い気配が凝縮されていたのだ。美しいメロディに包まれながらも、本質的には泥臭いロック魂が流れている。昭和歌謡の歌心とロックのダイナミズムが見事なまでに合体したからこそ、時代を超えて聴き手の心を揺さぶり続けている。