スパイクを脱ぐ瞬間について、彼はこれまで一貫して「身体が要求に応えられなくなった時」と答えてきた。年齢という記号ではなく、ピッチ上で自分がチームに貢献できているかという実感が、決断の唯一の基準だという。近年のメディア取材でも、「自分自身が楽しめなくなり、仲間を助けられないと感じたら、その瞬間に身を引く」と明言している。
周囲が推測するような「W杯終了後の即時引退」という筋書きも、確定したわけではない。日々のトレーニングで感じる手応えと、自身の身体から発せられるシグナルに耳を澄ませながら、一歩一歩進んでいるのが現実だ。