Q1:舌の痛みやブツブツだけで、喉の痛みや熱がない場合でも溶連菌の可能性はありますか?
A1:可能性はゼロではありませんが、溶連菌感染症では通常、高熱や喉の強い発赤・痛みが先行します。熱や咽頭痛が全くなく舌だけにブツブツや痛みがある場合は、アフタ性口内炎、地図状舌、アレルギー性接触皮膚炎、ビタミン欠乏症、あるいはカンジダ性口内炎など別の原因が疑われます。鑑別のために耳鼻咽喉科や歯科口腔外科への相談をお勧めします。
Q2:溶連菌の「いちご舌」と川崎病のいちご舌はどのように見分けますか?
A2:見た目だけで一般の方が区別することは極めて困難です。川崎病(主に4歳以下に多い原因不明の血管炎症候群)でも鮮紅色のいちご舌が現れますが、川崎病の場合は「5日以上続く高熱」「両目の充血」「唇の強い赤みや亀裂」「手足の硬性浮腫・紅斑」「首のリンパ節腫脹」「BCG接種痕の赤み」といった特徴的な症状が重なります。溶連菌の迅速検査が陰性で高熱が続く場合は、直ちに総合病院や小児科専門医での精査が必要です。
Q3:抗生剤を飲んだら翌日に舌の皮がポロポロむけてきました。薬の副作用でしょうか?
A3:薬の副作用ではなく、溶連菌感染による粘膜病変の正常な回復プロセス(落屑)です。白苔が取れて下層の上皮が生まれ変わる際、古い組織が剥離して皮がむけます。ただし、舌だけでなく全身の皮膚に広範な発疹やかゆみ、呼吸困難などが伴う場合は、抗生物質に対する薬疹・アレルギーの可能性があるため、直ちに処方医へ連絡してください。
Q4:大人が溶連菌にかかった場合、仕事を休む期間の目安は何日ですか?
A4:大人には学校保健安全法のような法的な出席停止規定はありませんが、医学的な感染性の観点から「抗生物質の内服開始後24〜48時間」は自宅療養が強く推奨されます。24時間経過して解熱し、全身倦怠感が抜けていれば出社可能となるケースが一般的ですが、食品を扱う職業や医療・福祉・保育従事者の場合は職場の就業規則に従ってください。