苫小牧の映画館事情を調べる際、多くの人が一度は混乱に直面するのが「ディノスシネマズ苫小牧なのか、シネマサンシャイン苫小牧なのか」という施設名の問題です。ネット検索では今なお「ディノスシネマズ苫小牧」というキーワードが強烈な検索ボリュームを維持していますが、現地にディノスの看板を探して向かうと戸惑うことになります。
真相を紐解くと、かつてスガイディノスが運営していた同劇場は、運営母体の事業譲渡やアライアンスを経て、佐々木興業が展開するシネマコンプレックスブランド「シネマサンシャイン苫小牧」としてリブランドされました。現在、イオンモール苫小牧の2階で営業している最新劇場は正式にはシネマサンシャインですが、長年地域に根付いた愛称として「ディノス」の名が市民の間で語り継がれているのが実態です。提供されている設備、スクリーン規格、ネット予約システムは現在のシネマサンシャイン基準に完全刷新されているため、検索時の古い情報に惑わされないよう注意が必要です。
また、もうひとつの大きな盲点が苫小牧映画館駐車場アクセスと夜間の退館動線です。イオンモール苫小牧は約4,000台の広大な無料駐車場を完備していますが、どこに駐めても良いわけではありません。映画館はモール内の特定エリア(柳町側2階)に位置しており、映画館から離れた西側や南側の駐車場に停めてしまうと、施設内を数百メートル歩くことになります。さらに注意すべきはレイトショー鑑賞時です。モール本隊の専門店街が21時に閉店した後は主要出入口が施錠されるため、映画館利用客専用の夜間出入口(シネマ側エスカレーター・エレベーター直結ゲート)を利用しなければなりません。この動線を事前に頭に入れておかないと、終映後に愛車へ戻る経路で迷子になるという事態を招きます。