数年前まで当たり前に使えた操作が、なぜ突然使えなくなったのか。その答えは、マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が打ち出したユーザーデータの保護方針と、プラットフォーム全体のセキュリティ再構築にある。
かつてInstagram内には、ユーザーが過去に行ったあらゆるアクションをリスト化してアプリ内で閲覧できる簡易ページが存在した。しかし、サードパーティ製アプリによるスクレイピング被害や個人データの不正収集が相次いだことで、同社は方針の転換を余儀なくされた。アカウントセキュリティを根幹から見直し、APIの接続制限を強化した結果、安易な一覧表示機能は削除されたのだ。
ソーシャル・ネットワーキング・サービスとしての信頼を守るため、不要なデータ露出を減らす施策は不可欠だった。その副作用として、一般ユーザーが自分の過去のアクションを追跡しにくくなったのは皮肉な結果と言える。