歴史を振り返っても、長男は家の存続や伝統の継承という重圧を背負わされがちだった。次男もまた、長男への対抗意識や自身の立ち位置に対する葛藤を抱えやすい。しかし三男はどうだろうか。良くも悪くも、親からの過剰な期待の視線はすでに薄れていることが多い。
この「適度な放置」こそが、最高の育成環境となる。失敗しても「まあ三男だから」と笑って許される空気感のなかで育つため、リスクを恐れずに自分のやりたいことへ飛び込む心理的ハードルが圧倒的に低い。失敗に対する恐怖心が薄いこと、これこそがイノベーションを生み出す最大の原動力になっている。