本作が放送されたのは、フジテレビ系「ドラマチック・サンデー」枠(毎週日曜21時)。2011年4月24日の初回放送は、裏番組に強力な大作が並んでいたこともあり、世帯視聴率11.6%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)と比較的静かなスタートでした。
しかし、回を追うごとに口コミが爆発的に拡散。第5話で15.6%、第10話で21.1%を記録し、同年7月3日の最終回ではなんと23.9%(瞬間最高視聴率27.5%)に達するという劇的な右肩上がりの推移を見せました。
この大逆転劇を決定づけた最大の起爆剤が、ユニット「薫と友樹、たまにムック。」が歌った主題歌『マル・マル・モリ・モリ!』です。
振付師の濱田“PECO”美和子氏が手掛けた、子どもから大人まで誰でも真似できる愛らしいダンスは、YouTubeや幼稚園・保育園、運動会を通じて全国的なブームへ発展。オリコン週間シングルランキングで長期にわたり上位を独占し、シングル売上は累計80万枚以上、音楽配信を含めるとミリオンセラーを記録しました。同年末の『第62回NHK紅白歌合戦』には史上最年少(当時7歳)で初出場を果たし、日本レコード大賞特別賞を受賞するなど、まさに2011年を象徴するポップカルチャーとなったのです。
当時、東日本大震災直後で日本全体が先の見えない不安と悲しみに包まれていたなか、日曜の夜に家族全員で歌い、笑い、泣ける本作の存在は、多くの家庭にとって何物にも代えがたい「心の拠り所」となっていました。