モケケとは、ぬいぐるみやキャラクターグッズの企画・製造を手がける老舗メーカー「シナダ(シナダグローバル)」が開発したオリジナルキャラクターです。公式設定によると、彼らは「モケケノケ星」から地球へ突如やってきたへんてこひょろなが類とされています。長い腕の先にはボタンとループが付いており、何かに抱きついたり、仲間同士で手を繋いだりする習性を持っています。
当初は雑貨店などで販売されるパステルカラーの通常種(ペタコン、チト、ネル、アロなど)が中心でしたが、観光物産ルートとの融合によって誕生した「ご当地モケケ」が爆発的なヒットを記録しました。各地の名産品や歴史上の人物、観光名所の意匠を身にまとい、胴体には地域の名前や名物の刺繍が施されています。
取材に応じた玩具業界関係者は次のように分析します。「従来のファンシーグッズと異なり、モケケはあえて表情を固定せず、何を考えているかわからないシュールさを残しています。この脱力感と、旅先でしか買えない限定流通モデルが合致したことで、子どもだけでなく大人の旅行者の所有欲を刺激し続けているのです」。