愛知県警察によって逮捕され、世間の耳目を集めた一連の事件。名古屋地方裁判所で開かれた詐欺罪・公判では、彼女が騙し取った金銭の行方とともに、プライベートにおける人間関係の詳細が白日の下に晒された。
法廷で明かされたのは、被害者男性たちに「将来の結婚」を匂わせて巨額の現金を工面させていた冷徹な手口である。ターゲットとなった男性たちにとって、彼女は「未来の妻」になるはずの存在だった。しかし、被告人席の渡邊真衣が法的に配偶者を持った履歴は一切語られていない。法廷で浮き彫りになったのは、法的な婚姻関係など最初から存在せず、ただ虚構の好意で結ばれた脆い関係性ばかりだった。