トランポリンは子供に良くない?医師が警告する脳・骨折リスクの真相

トランポリンは子供に良くない?医師が警告する脳・骨折リスクの真相

トランポリンは子供に良くない?医師が警告する脳・骨折リスクの真相についての疑問解決ガイドをお届けします。

手軽に跳んで遊べる楽しい遊具というイメージとは裏腹に、医療の現場ではトランポリンに対する警戒感が年々強まっています。小児科や整形外科の医師が「子供に良くない」「安易に買い与えるべきではない」と難色を示す最大の理由は、家庭用遊具の中でも群を抜いて重篤な骨折・脱臼事故の発生率が高い点にあります。

消費者庁や国民生活センターには、家庭用トランポリンによる重傷事故の報告がコンスタントに寄せられています。特に目立つのが、ベッドのように柔らかいマットの上で跳ぶ感覚とは異なり、スプリングの強い反発力によって想定以上の高さまで体が放り出され、バランスを崩してフローリングの床や家具の角へ激突するケースです。さらに「トランポリンパーク」などの商業施設でも、宙返りの失敗による頚椎損傷や麻痺など、一生に関わる事故が度々報じられています。

「たかがジャンプするだけのおもちゃ」と油断し、安全対策を講じないままリビングに設置してしまう保護者が多いことこそが、医療関係者が危機感を募らせる根本的な原因です。子供の身体構造は単なる「小さな大人」ではなく、トランポリンが生み出す強烈な衝撃波を安全に逃がす機能がまだ備わっていません。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。