朝の街角で手にするカップの中身が、カフェラテから温かい天然出汁へと移り変わりつつある。背景にあるのは、過度なカフェイン摂取を控え、内臓から緩やかに身体を覚醒させたいというウェルネス志向の高まりだ。
忙しい現代人にとって、塩分控えめでありながら満足感の高い天然の旨味は、理想的なリフレッシュ手段と言える。都内の大手IT企業がオフィス内に専用の出汁サーバーを導入するなど、企業の福利厚生としても注目を集める事態となった。短時間で集中力を高め、心を整える儀式として、朝のひとくちが静かなブームを呼んでいる。