平均値を大きく凌駕する「怪物クラス」の個体記録も多数残されています。
日本国内におけるヒグマの最大記録として有名な事例のひとつが、2020年代以降も北海道各地で捕獲されている400kg〜500kg超のモンスターベアです。大正時代に発生した三毛別羆事件の加害ヒグマは体重340kg・体長2.7mと記録されていますが、近年の北海道紋別市や標茶町周辺で駆除された個体の中には、計測時に400kg〜520kgを記録した規格外の巨漢が存在します。豊富な農作物やエゾシカを飽食した結果、歴史的なサイズに肥大化したケースです。
世界に目を向けると、さらに巨大な熊が存在します。
【世界最大の熊 種類とサイズ】
・ホッキョクグマ(北極圏):体長2.0m〜2.6m、体重400kg〜800kg(最大記録は1000kg超)。立ち上がると3.3mを超える地上最大の陸上肉食獣。
・コディアックヒグマ(アラスカ):アラスカのコディアック島に生息するヒグマの亜種。体長2.4m〜3.0m、体重500kg〜700kgに達し、ホッキョクグマと双璧をなす巨体。
日本のエゾヒグマもこれら世界トップクラスの大型肉食獣の系譜に連なっており、陸上生態系における破壊力は世界基準で見てもトップクラスに位置づけられます。