かつて2000年代初頭を駆け抜けたスタイリングが、今再び脚光を浴びている。その最大の真相は、「当時をリアルタイムで体験していない世代による新鮮な発見」だ。平成レトロとも深く共鳴するその世界観は、完璧に整えられた現代のミニマリズムに対するアンチテーゼとして機能している。
過剰なまでに主張する大きなブランドロゴ、極端に股上の浅いボトムス、そしてネオンカラーの配色。デジタルネイティブであるZ世代にとって、アナログからデジタルへの過渡期に存在したギラギラとした熱量こそが、閉塞感のある現代において自己を表現する最も強力なツールとなっているのだ。