シリコンスプレーを使ってはいけない場所とは?鍵穴や車で起きる大惨事について見逃せない ポイントを分かりやすく解説いたします。
一般家庭で最も混同されやすいのが、呉工業のロングセラーである「KURE 5-56」に代表される防錆潤滑剤と、「シリコンスプレー」の使い分けです。どちらもスプレー缶形状で潤滑効果を謳っていますが、ベースオイルと溶剤の性質は根本から異なります。
比較項目シリコンスプレー(無溶剤タイプ)KURE 5-56(鉱物油系)編集部の見解・選定基準主成分・被膜特性高粘度ジメチルシリコーンオイル(薄いシリコーン被膜)鉱物油+石油系溶剤+防錆添加剤長期的な被膜保護ならシリコン、浸透・固着解除なら5-56。ゴム・プラスチックへの影響侵さない(樹脂・ゴムの艶出し・保護に最適)膨潤・溶解・ひび割れの危険性が高い樹脂レールや車の窓枠ゴムには絶対にシリコン一択。電気接点への影響極めて有害(低分子シロキサンによる絶縁被膜)防湿効果はあるが、接点専用ではない接点部分には専用の「接点復活剤」以外使用不可。鍵穴への適性厳禁(ホコリを吸着してシリンダー固着)厳禁(揮発後に油分が酸化してヘドロ化)どちらも油分を含むためNG。パウダースプレーが必須。実売価格・維持コスト1本 約350円〜700円(420ml)1本 約400円〜800円(320ml)適材適所で使い分けないと数万円の修理損害に発展。
呉工業の公式用途解説でも明示されている通り、無溶剤タイプのシリコンスプレーは「金属だけでなくゴム、プラスチック、木、紙など多様な素材の潤滑・離型・艶出し」に適しています。対してKURE 5-56は「金属同士の摩擦低減、サビ落とし、固着したネジの緩め」に特化しています。素材を傷めないからといって、電気回路や鍵穴にシリコンを流し込む行為は完全な誤用です。