生命保険業界全体においても、直腸カルチノイドに対する不払いトラブル防止に向けた対応が進みつつある。最大手の一角であるアフラック生命保険株式会社をはじめとする各社は、WHO分類の改訂や契約者の異議申し立てを受け、給付裁定の見直しや柔軟な個案再審査を行うケースが増加している。
また、業界団体の生命保険協会にも、病理診断書上の病名表記と給付区分の相違に関する相談が数多く寄せられている。保険会社側も画一的な拒絶から、主治医への追認照会や病理標本の再確認を経て、当初「上皮内」として減額された給付金を後から追加増額して満額支払う裁定へとシフトする動きを見せている。