首都圏で高校探しをする際、真っ先に整理しておくべき事実がある。「小川高校」という名称を持つ学校は、町田市にキャンパスを構える東京都立小川高等学校と、比企郡小川町に位置する埼玉県立小川高等学校の2校が存在する点だ。両校ともに長い歴史を誇る公立高校だが、地域における役割と教育方針には明確な個性がある。
東京都立小川高等学校は、東京都教育委員会が推進する探究学習やキャリア教育に強みを持ち、多摩南部エリアの進学拠点として確固たる地位を築く。一方で埼玉県立小川高等学校は、豊かな自然と伝統産業の息づく地域性を活かし、生徒一人ひとりの個性を伸ばす丁寧な高等学校教育を実践してきた。どちらの高校を目指すかによって、求められる内申対策も入試の出題傾向も根底から異なる。