日比谷公園大音楽堂の収容人数は約3,000人。大規模なドームやアリーナクラスの会場と比較するとコンパクトだが、それこそが唯一無二の臨場感を生み出す源泉だ。客席はすり鉢状に配置されており、どの位置からでもステージ上の熱量がダイレクトに響く設計になっている。
前方のA区画やB区画では演奏者の表情や息遣いまでもが鮮明に届く一方、後方のC区画や立見席からは、日比谷のビル群と夕闇が交差する劇的なロケーションを一望できる。音の抜けの良さと夜風の心地よさが合わさり、座席ごとの多様な楽しみ方がファンを長年魅了してきた。