創業家3代目である辻朋邦社長の就任以降、サンリオの意思決定速度は劇的に変わった。長年続いていた成功体験や硬直化した組織文化を打破し、データ駆動型のマーケティングと海外拠点の権限移譲を一気に推し進めた決断力は業界内でも高く評価されている。
「可愛い」を売る企業でありながら、その裏側にあるロジックと数字の管理は極めて冷徹かつ戦略的だ。各キャラクターの賞味期限を伸ばすポートフォリオ管理、不採算事業の迅速な撤退、そしてグローバル人材の積極登用。創業者の理念を継承しつつも、経営のオペレーションを近代化したことが、現在の快進撃の根底にある。