第6部の舞台であるグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所内には、個性的かつ大柄なキャラクターが多数登場します。主要キャラクターの身長設定を比較すると、徐倫の立ち位置の巧みさが浮き彫りになります。
徐倫の無二の親友となるエルメェス・コステロは公式設定で175cm。徐倫(174cm)とほぼ同等の背格好であり、二人が並んで歩くカットでは海外のファッションスナップのようなシンメトリーな美しさが生まれます。エルメェスのドレッドヘアとストリート感、徐倫の編み込みシニヨンとクモの巣柄のタイトなコスチュームが、同じ高身長の中で鮮やかなコントラストを描きます。
一方、徐倫に激しい偏愛を注ぐナルシソ・アナスイは178cm。男性としては決して過剰な大柄ではないものの、徐倫よりわずかに4cm高いという絶妙な体格差が、二人の独特な距離感や掛け合いに軽妙なテンポを与えています。さらに、ウェザー・リポートは公称数値こそ明記されていないものの、大柄な承太郎に近い体躯(推定180cm後半)として描写され、謎めいた寡黙さと圧倒的な安心感を演出しています。
宿敵であるエンリコ・プッチ神父も推定180cm中盤の均整の取れた体躯を誇り、174cmの徐倫が知略と糸のスタンド「ストーン・フリー」の柔軟性を駆使して対峙する構図は、視覚的なダイナミズムを最大限に高めています。