クラシックギターとアコギの違いとは?弦と音色・難易度の差を徹底比較

クラシックギターとアコギの違いとは?弦と音色・難易度の差を徹底比較

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Q1:アコギとクラシックギターでは、どっちが初心者向けですか?
A1:自分が「どんな曲を弾きたいか」によって決まります。J-POPや洋楽の弾き語り、ストロークをやりたいなら迷わずアコギが初心者向けです。指先の痛みは生じますが、ネックが細くコードを押さえやすいため挫折しにくいです。一方、ボサノヴァや静かなソロギターを指弾きで演奏したいならクラシックギターが適しています。「痛みが少ないから」という消極的な理由だけで選ぶと、出したい音が出せずに挫折する原因になります。

Q2:クラシックギターにアコギのスチール(鉄)弦を張っても大丈夫ですか?
A2:絶対に張ってはいけません。スチール弦の張力(約65〜75kg)は、ナイロン弦の設計張力(約35〜40kg)のほぼ2倍に達します。クラシックギターのボディ内部には鉄弦の強い引っ張りに耐えるトラスロッド(金属芯)や強固なXブレーシングが入っていないため、スチール弦を張ってチューニングすると、ブリッジが剥がれ飛ぶ、表面板が波打つ、ネックが修復不可能に曲がるなどの致命的な破損事故を引き起こします。

Q3:アコギ(フォークギター)にナイロン弦を張ることはできますか?
A3:楽器が壊れるリスクはありませんが、実用上おすすめできません。アコギの厚い表面板と頑丈なブレーシングは強いスチール弦の振動を受けて鳴るよう設計されているため、張力の弱いナイロン弦を張ってもボディが十分に振動せず、スカスカの非常に小さな音しか鳴りません。また、弦を固定するブリッジピンの構造やペグポストの細さがナイロン弦の太さに適合しないため、チューニングが極めて狂いやすくなります。

Q4:夜間練習での近所迷惑や音の大きさの違いはどうですか?
A4:クラシックギターのほうが音量が小さく、壁を通り抜けにくい性質を持っています。アコギのスチール弦は高音の倍音と音圧が強く、ピックでストロークすると約85〜90dB(地下鉄の車内並み)の音量が出ます。クラシックギターを指で優しく弾いた場合は約70〜75dB程度にとどまり、音の立ち上がりが丸いため同居人や隣室への音漏れストレスは比較的少なくなります。防音環境が限られる日本の集合住宅においては、クラシックギターのほうが練習しやすいという実利的な側面があります。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。