近年の高等教育を取り巻く環境は激変している。その渦中で学校法人岐阜済美学院が舵を切った戦略は、実に明快だ。社会のニーズに即応したカリキュラム改編を推し進め、理論と実践を融合させた指導体制の確立に注力している。最新の入試倍率や志願者動向を精査すると、推薦入試を中心とした年内入試での早期囲い込みが進む一方、一般入試でも基礎学力と明確な意欲を持つ層を着実に獲得している実態が浮かび上がる。
片桐多恵子氏ら歴代の学術リーダーが築いてきた人間教育の土台の上に、現行の教育体制が強固に組み上がっている。志望校選定で後悔しないためには、単なる偏差値の上下ではなく、実質倍率の推移や定員充足率、そして何より「入学後に何が身につくのか」というカリキュラムの構造を冷静に見極める姿勢が欠かせない。