現地イタリアの社会調査データや世論調査機関(SWG、YouTrendなど)の分析を紐解くと、国民の評価は多面的です。
ローマやミラノの労働者・自営業層からは「歴代のインテリ政治家と違い、自分たちの言葉で話してくれる」「政治的駆け引きで内閣を放り出さない安心感がある」といった共感の声が根強く寄せられています。一方で、リベラル層や文化人からは、伝統的家族観の強調やLGBTQ+の権利拡大に対する慎重姿勢、国営放送(RAI)への人事介入を懸念する厳しい批判も存在します。
それでも政権が求心力を維持している背景には、かつてイタリア政治を混乱させてきた「ポピュリズムの暴走」を巧みに回避し、政策の実行力を数値と結果で示している点が挙げられます。