ミックス犬の最大の魅力であり難しさでもあるのが、「両親のどちらに似るか予測がつかない」という遺伝の不確定性です。ポメプーの場合、ポメラニアンの血が濃く出るか、トイプードルの特徴を強く受け継ぐかによって、成犬の写真を見比べても同犬種とは思えないほどの違いが生まれます。
特に顕著なのが顔立ちの変化とマズルの長さです。ポメラニアン寄りに育った個体は、ストップ(額と鼻の段差)が深く、鼻が短いころんとした「たぬき顔」を維持しやすい傾向があります。一方、トイプードルの遺伝が優勢になると、マズルがしっかり伸びてスマートで知的な顔立ちへと変化していきます。
生後2〜3ヶ月の子犬期はどの個体も鼻が短く丸顔に見えるため、「ずっとこのままの顔でいてくれる」と思い込んで迎えると、生後半年を過ぎて鼻が伸びてきた際に驚きを感じる方が多いのが実情です。