山口市立図書館の真骨頂は、合併前の旧市町枠組みを超えて整備された広域ネットワークにあります。かつては合併前の旧市町単位で図書の相互取り寄せが制限されていましたが、2008年3月の大規模改編以降、全館で他館資料の相互取り寄せが完全に一本化されました。このシステムを支えているのが、館内端末およびインターネットから接続できる蔵書検索OPACシステムです。
OPACでは一般図書や文庫はもちろん、大型絵本、紙芝居、地域資料、雑誌、さらにはCD・DVDなどのAV資料、漫画、外国語資料、点字・大活字本まで、全館の在庫状況を瞬時に横断検索できます。このポテンシャルを最大限に引き出すための山口市立図書館Web予約手順は、以下の4ステップで完了します。
- 利用者カードとパスワードの発行:市内の図書館カウンターで貸出カードを発行後、WebOPAC上で初期パスワードを設定する。
- 書誌検索とカート投入:タイトルや著者名だけでなく、出版年やジャンル(ティーンズ資料、参考資料など)で絞り込みを行い、希望資料を選択。
- 受取館と連絡方法の指定:受取窓口を中央・小郡・秋穂・阿知須・徳地・阿東、あるいは移動図書館「ぶっくん」のステーションから選択し、用意完了時の連絡先(メールまたは不要)を設定。
- ステータス確認と受取:「確保済」の通知受取後、受取館の指定カウンターにて1週間以内に受け取る。
加えて、近年急速に利用者を伸ばしているのが山口市電子図書館です。スマートフォンやタブレットから電子書籍を24時間いつでも借りて閲覧できるプラットフォームであり、来館する時間がない多忙な社会人や子育て世代にとって、物理的な返却の手間すらゼロにする強力な選択肢として定着しています。