新聞やテレビの政治報道で「政府高官」と表現される場合、その筆頭にあげられるのが内閣官房長官である。政権の要として毎日定例会見を行う立場でありながら、オフレコの懇談取材などでは匿名扱いの「政府高官」として発言が引用されるケースが少なくない。また、内閣官房の副長官(政務・事務)もこの呼称で報道される典型的な対象だ。
一方で、省庁側のトップである事務次官クラスや、官邸で政策立案を主導する首相補佐官・秘書官が「政府高官」に含まれることもある。ただし行政組織の慣例上、各省庁の事務次官は「省庁幹部」や「文科省幹部」などと区別されることも多く、政権の中枢である首相官邸に直結する重要人物を指す際にこの言葉が選択される傾向が強い。