知人紹介で最も心理的ハードルが高いのが、年収や処遇面の交渉だ。「お金の交渉を細かくすると、図々しいと思われるのではないか」という気負いが働き、本来得られるべき適正な提示金額をそのまま呑んでしまうケースは非常に多い。しかし、希望を下回る条件での入社は、将来的なモチベーション低下に直結する。
交渉をスムーズに進めるコツは、知人を交渉の窓口にしないことだ。条件面の話し合いは、人事責任者や役員と直接行える場を別途設けてもらうよう依頼する。自らの直近の実績と市場での評価額、自社に貢献できる具体的根拠を提示し、感情ではなく論理的なビジネス交渉として臨む姿勢が求められる。