ネット上の情報では「徒歩が最速かつ最強」と過度に礼賛される場面が散見されますが、そこにはテーマパーク特有の身体的負荷を見落とした大きな盲点が存在します。
パーク運営データの分析や来園者の行動追跡データによると、東京ディズニーシー滞在中の1日の平均歩行数は約15,000〜25,000歩、距離にして約10km〜16kmに達します。ディズニーシーは起伏に富んだメディテレーニアンハーバーの坂道や、階段の上り下り、長時間のスタンバイ列(立ちっぱなし)が連続する過酷なフィールドです。
朝一番の高揚感から「1.4kmくらい余裕」と徒歩を選択した結果、夕方以降に足腰の限界を迎え、夜のナイトエンターテインメントや閉園間際の買い物を十分に楽しめなくなるケースが後を絶ちません。朝の15分の徒歩による体力消耗は、午後の疲労度へ指数関数的に跳ね返ってきます。単なる所要時間や数百円の節約だけで判断するのではなく、1日全体のエネルギー配分を計算に入れることが不可欠です。