メイドインインディアの躍進は、繊維産業にとどまりません。その象徴と言えるのがiPhoneの生産体制です。
アップル社は生産拠点の分散を進め、フォックスコンやタタ・エレクトロニクスなどの現地工場で最新モデルの組立を本格化させました。世界のiPhone出荷台数におけるインド製造比率は全体の約25%規模に達しており、厳しい品質管理基準(QC)をクリアした精密機器が日本を含む世界中へ出荷されています。「インド製だから品質が劣る」という旧来のイメージは、ハイテク製造の現場において完全に払拭されています。
ライフスタイル市場でも雑貨・インテリアの分野でインド製品の存在感が際立っています。ジュート(黄麻)ラグ、ラタン家具、真鍮(ブラス)製のカトラリー、手吹きガラスのフラワーベースなど、職人の手仕事が光るアイテムが無印良品やIKEA、ACTUSなどのインテリアショップで定番化しました。無機質な空間に温もりを与えるアクセントとして、インテリア感度の高い層から絶大な支持を集めています。