言葉の芽を育て、発語をスムーズに引き出すためには、日常生活の中での親子のコミュニケーションにちょっとした工夫を取り入れることが効果的です。
1. 実況中継と気持ちの代弁を行う
「お靴履こうね」「赤いお花、綺麗だね」「お腹が空いたね、まんま食べよう」など、子どもの行動や感情を短い言葉で言語化して聞かせます。子どもが指をさした時は「あ、ブーブーだね、大きいね」と共感しながら単語を添えるのが鉄則です。
2. 先回りしすぎず、伝えるチャンスを作る
親が子どもの要求を察して先回りして何でも与えてしまうと、子ども自身が「言葉で伝えようとする動機」が薄れてしまいます。ジュースを欲しがった時はすぐに渡さず、「ジュース?」「ちょうだい、する?」と目を見て一呼吸置き、発声やジェスチャーを待つ時間を作ってみましょう。
3. 絵本の読み聞かせと手遊び歌を活用する
リズム感のある言葉や擬音語・擬態語(オノマトペ)がふんだんに使われた絵本(『じゃあじゃあびりびり』『くだもの』など)は、子どもの脳に音として心地よく残ります。手遊び歌に合わせて体を動かすスキンシップも、発話器官を司る脳神経を心地よく刺激します。