二人の関係性の基盤を理解する上で欠かせないのが、過去の共演映画における歴史です。初めてスクリーンで交差したのは、2015年公開の純愛コメディ『俺物語!!』でした。
当時まだ高校1年生(15〜16歳)だった永野芽郁にとって、ヒロインの大和凛子役は大抜擢であり、現場での重圧は計り知れないものでした。その現場で、主人公の親友・砂川誠役として寄り添ったのが、当時すでにメンズノンノモデルから俳優へと躍進していた坂口健太郎でした。当時の舞台挨拶やインタビューで永野芽郁は、「坂口さんがいつも優しく場を和ませてくれたおかげで、緊張を解くことができた」と感謝を口にしています。
それから約5年後の2020年、映画『仮面病棟』で二人は本格的なサスペンス医療ミステリーの主演・ヒロインとして再共演を果たします。緊迫した密室劇という過酷な撮影環境のなか、永野芽郁が主演の坂口健太郎に対して見せた絶対的な信頼感は、単なる共演者の枠を大きく超えていました。過酷な現場を共に乗り越えたことで、二人の絆は「頼れる先輩と後輩」から「対等に背中を預け合える戦友」へと昇華したといえます。