ネット上に溢れる「失敗画像」と称されるものの多くは、実は巧妙に加工されたコラージュ画像や、絶妙な影の悪戯による錯視である。人間は「見たいものを見る」生き物だ。絶対に映ってはいけないものが映っているはずだ、というバイアスが、ただの影を決定的な証拠へと仕立て上げていく。
実際、多くの検証サイトや画像解析スレッドでは、コマ送りされた画像が議論の的となった。しかし、その大半は「お盆の裏の黒い塗装」や「照明の加減でできた太ももの影」であることが判明している。本物の事故映像は、放送局の素早いカメラ切り替えやスイッチャーの機転によって、公共の電波に乗る手前で防がれていたのが現実だ。