朝の寝癖直し完全攻略!毛先の水濡らしが逆効果な科学的理由と時短術

朝の寝癖直し完全攻略!毛先の水濡らしが逆効果な科学的理由と時短術

朝の寝癖直し完全攻略!毛先の水濡らしが逆効果な科学的理由と時短術にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

朝の洗面所で毛先だけを水で濡らしてドライヤーを当てても、数分後には再び同じ場所が跳ね上がってしまう現象には、明確な毛髪科学的理由が存在します。

髪の毛の主成分はケラチンと呼ばれるタンパク質であり、その形状は「水素結合」「ペプチド結合」「シスチン結合」「イオン結合」の4つによって維持されています。このうち寝癖に直接関与しているのが「水素結合」です。水素結合は水に濡れると結合が切断され、乾燥する瞬間に再び結合してその形状を固定化するという性質を持っています。

睡眠中に寝返りを打つことで頭皮と枕の間で髪の根元が押し潰され、頭皮の汗や湿気によって結合が緩み、不自然な角度に折れ曲がったまま乾燥することで「寝癖」が完成します。つまり、変形している起点は毛先ではなく「頭皮から1〜2cmの根元部分」です。

それにもかかわらず、毛先だけに中途半端な水分を与えると、毛髪内部の水分バランスが不均一になり、水分が蒸発する際に毛髪表面のキューティクルが毛羽立ちます。結果として、髪が余計に広がり、うねりが強調されてしまいます。寝癖を根本から解消するためには、毛先ではなく「根元の水素結合をピンポイントで解いて再結合させる」アプローチが不可欠です。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。