全44話にわたるアニメ版のクライマックスは、平成女児アニメ史上に残る屈指の名エピソードとして語り継がれています。物語終盤、果林は幾多の困難を乗り越え、ついに善行の証である108個の真珠をすべて集めることに成功します。
本来であれば、念願だった「誰もが見惚れる金髪のスーパーヒロイン」への変身能力を手に入れ、憧れのクラスメイト・水野光一(みずの こういち)にも堂々とアプローチできるはずでした。しかし、その瞬間、地球とブリンゴ星を揺るがす未曾有の危機が発生します。
巨大なエネルギーの暴走によって地球が壊滅の危機に瀕する中、世界を救うためには強大な愛と勇気のエネルギーが必要とされました。その力を行使できるのは、これまで人々のために無私で尽くしてきた「ぶーりん」の姿だけだったのです。さらに、危機を脱するためには、最も恐れていた「大勢の前で正体を明かして変身する」リスクが迫ります。
正体がバレれば一生人間の姿に戻れない――。激しい葛藤の末、果林は自分の外見の欲望や保身を捨て、愛する街と仲間たちを守るために全校生徒や水野光一の目の前でぶーりんに変身し、地球の危機を救います。掟通り、豚の姿から戻れなくなった果林でしたが、彼女の自己犠牲と純粋な献身を目の当たりにしたブリンゴ星の王室、そして果林を信じ続けた仲間たちの強い想いが奇跡を起こします。
ブリンゴ星の掟は見直され、果林は無事に人間の姿へと復帰。水野光一は「ぶーりん」の正体が果林であったことを温かく受け止め、二人の絆はより強固なものとなりました。役目を終えたトンちゃんとの涙の別れを経て、果林は「特別な誰かに変身しなくても、ありのままの自分で人を助け、愛することができる」という真の成長を遂げて日常へと帰還するのです。