資産形成の情報が氾濫する中、ネット上では20代を危険に晒す誤った認識が広まっています。特に注意すべき2大トラップを是正します。
誤解1:「若いうちは貯金せず、全額自己投資すべき」の危険な落とし穴
ビジネス系インフルエンサーが頻繁に主張する「20代の貯金は無駄。全額自己投資に回せ」という言説を鵜呑みにするのは極めてハイリスクです。生活防衛資金(生活費3〜6ヶ月分)がない状態での自己投資は、精神的な余裕を奪い、突発的なアクシデントに耐えられなくなります。真の自己投資とは、足元の安全資金を確保した上で、余剰資金を使ってスキルやキャリアに投資することです。
誤解2:「貯金ゼロからいきなり全額を新NISAに投資」の暴走
2024年の制度改定以降、若年層の間で「現金は持たずに全額オルカン(全世界株式)やS&P500に入れるのが最適解」という過激な極論が散見されます。しかし、相場が暴落した際に現金クッションがなければ、生活費のために底値で投資信託を取り崩す最悪の事態(元本割れ確定)に直結します。「生活防衛資金は普通預金」「余剰資金は新NISA」という明確な境界線を設けることが鉄則です。