年齢を重ねるにつれて言動や雰囲気が変化する最大の要因は、閉経前後に訪れる体内ホルモンバランスの激変です。女性の体内では、若々しさや肌の潤い、穏やかさをサポートするエストロゲン(卵胞ホルモン)が分泌されていますが、更年期と女性ホルモン減少は切っても切れない関係にあります。40代半ばを過ぎるとエストロゲンの分泌量は急激に落ち込みます。
ここで見逃せないのが、女性の体内でも少量分泌されている男性ホルモン「テストステロン」の存在です。エストロゲンが激減することで相対的にテストステロンの影響が強まり、テストステロン増加と加齢が重なる結果、決断力や積極性が増す一方で、皮脂分泌の増加、体毛の濃毛化、さらには攻撃的・支配的な言動が表に出やすくなります。
さらに、長年の社会経験によって「気後れしなくなる」「他人の目を過度に気にしなくなる」という心理的変化も拍車をかけます。羞恥心が薄れること自体は生きやすさにつながる反面、客観的な視線を欠いてしまうと、女性のおじさん化現象の原因として周囲に映ってしまうのです。