Q1:カルデラと隕石クレーターはどうやって見分けるのですか?
A1:外見は似た円形の窪地ですが、地質学的な成分と構造が全く異なります。カルデラ周辺には火砕流堆積物(シラスや軽石)や火山性の鉱物が分布し、地下構造にはマグマ溜まりの陥没痕跡が見られます。一方、隕石クレーターには超高圧によって生じる「衝撃石英」や隕石特有のイリジウム濃縮、放射状の破砕痕(シャッターコーン)が発見されます。
Q2:日本で一番面積が大きいカルデラはどこですか?阿蘇山ではないのですか?
A2:日本最大のカルデラは、北海道にある「屈斜路(くっしゃろ)カルデラ」です。東西約26km、南北約20kmの規模を誇り、その中に広がる屈斜路湖もカルデラ湖として日本最大です。阿蘇カルデラ(東西約18km、南北約25km)は屈斜路に次ぐ第2位の規模ですが、カルデラ底にこれほど大規模な市街地と農地が広がる例としては世界最大級の特異性を持ちます。
Q3:カルデラ湖の水はどうして青く澄んでいることが多いのですか?
A3:カルデラ湖(摩周湖、十和田湖、田沢湖など)は、流入する河川が極めて少ないか全くないケースが多く、外から土砂やプランクトンの栄養源となる有機物が運び込まれにくいためです。貧栄養状態が保たれることでプランクトンの繁殖が抑えられ、太陽光のうち青い光だけが水分子によって散乱されるため、神秘的で透明度の高い独特の青色(摩周ブルーなど)を呈します。