一度きりの特別企画で終わったはずの賞が、いま再び熱狂を伴って語られている最大の理由が「次回2029年の開催説」です。1989年の第1回授与からちょうど40年、そしてフランス・フットボール誌が創刊70周年を迎える節目にあたることから、欧州のメディアや関係筋を中心に「スーパーバロンドールが復活するのではないか」という期待が現実味を帯びて語られています。
もし2029年に再創設されるならば、誰がその栄誉を手にするのか。世界のフットボールファンの視線は、一人の男に集中しています。アルゼンチン代表を2022年カタールW杯優勝に導き、前人未到の通算8回バロンドール受賞を成し遂げたリオネル・メッシです。
かつての地域制限は撤廃されており、全世界の選手が選考対象となる現代において、ネット上やSNSでもメッシの選出を巡り激しい議論が巻き起こっています。
- 肯定派の意見:「通算8度のバロンドールに加え、W杯、コパ・アメリカ、チャンピオンズリーグとすべての主要タイトルを獲得した。メッシ以上の適任者はサッカー史上に存在しない」
- 対抗勢力を推す声:「チャンピオンズリーグ最多得点記録や欧州選手権を制覇し、5度のバロンドールを獲得したクリスティアーノ・ロナウドの勝負強さと継続性も歴史上並び立つ」
- 選考時期への疑問:「2029年ではメッシもロナウドも現役を完全に退いている。次世代のキリアン・エムバペやアーリング・ハーランドがどこまで迫れるかも見届けるべきだ」
フットボール界における「GOAT(Greatest Of All Time=歴代最高選手)」論争に終止符を打つ決定打になり得るだけに、ファンの間では早くも2029年に向けた熱狂が高まり続けています。