主力の「新ビオフェルミンS」を毎日欠かさず飲み続けた場合、体にはどのような段階的変化が現れるのでしょうか。配合されている3種の乳酸菌(ビフィズス菌、フェーカリス菌、アシドフィルス菌)の体内動態と臨床データから読み解きます。
服用を開始して最初の3日〜1週間は、腸内細菌叢(腸内フローラ)のバランスが過渡期を迎えます。乳酸菌が小腸から大腸にかけて定着を試み、乳酸や酢酸などの有機酸を産生し始めることで、腸内が弱酸性に傾きます。この段階で、便の臭いがマイルドになったり、ガス(おなら)の発生頻度に変化を感じるケースが目立ちます。
新ビオフェルミンSを1ヶ月継続すると、腸内の善玉菌優位な環境が安定し、便の水分バランスが適正化されます。便秘気味だった人は自然なぜん動運動が促されて排便リズムが整い、軟便傾向だった人は便の硬さが安定するなど、双方向の整腸作用が実感されやすくなります。
ただし、乳酸菌整腸剤を飲み続けるとどうなるかという点において、最も重要な医学的事実は「外から摂取した乳酸菌は腸内に永久定着しない」ということです。補給された菌は腸内を通過しながら善玉菌を応援し、数日で便とともに体外へ排出されます。そのため、腸内環境を良好に保つには、食事での食物繊維摂取と組み合わせた継続的なアプローチが基本となります。