ドライバーのフェース形状は、大きく「ディープフェース」と「シャローフェース」の2種類に大別されます。ディープ(Deep=深い・厚い)フェースはフェース面の上下幅が約55mm〜60mm前後と厚肉に設計されているのに対し、シャロー(Shallow=浅い・平たい)フェースは上下幅が薄く、そのぶんヘッド後方へ平べったく引き伸ばされた形状を持っています。
この形状の差は、クラブの物理的挙動に決定的な違いをもたらします。ディープフェースはヘッド後方がコンパクトなため、重心深度が浅く設計されます。その結果、インパクト時のロフト角の寝起きが少なく、無駄なバックスピン量を極限まで減らしたライナー性の弾道が打ち出されます。対するシャローフェースは重心深度が深いため慣性モーメントが高く、ミスヒット時の寛容性とボールの上がりやすさに秀でています。
アドレス時の見え方も対照的です。ディープフェースは構えた際にヘッドが引き締まって見え、ターゲットに対してスクエアに構えやすいメリットがあります。シャロー特有の「お尻が垂れ下がったような投影面積の大きさ」が苦手なゴルファーにとって、構えやすさと操作性の高さを両立した理想的なフォルムを提供します。