近年、シニア層だけでなく30代や40代の間でも家系図作成・ルーツ調査プロジェクトに取り組む人々が増加している。自身のアイデンティティを見つめ直す作業の中で、この「5親等」の記録が重要な分岐点になるという。
日本家系図学会の専門家らは、戸籍謄本を遡って取得できる限界が幕末から明治初期である点を指摘する。いとこの子のような傍系をどこまで詳細に記録するかによって、家系図の広がりと文化的価値は劇的に変わる。遠戚の記録を丹念に残すことは、単なる名前の羅列を超えて、一族の移動史や地域の歴史を掘り起こす知的な営みなのだ。