「縫うのが面倒」「絶対に失敗したくない」と考える人にとって、最も安全で確実なアプローチが切らずに布を折り込んで固定する手法です。ハサミを入れてしまうと、将来引っ越しをした際に丈が足りなくなったり、裁断面がほつれて修復不能に陥ったりするリスクが常に付きまといます。布を切らないアプローチであれば、いつでも元の長さに戻すことができるため、賃貸物件でも安心して導入できます。
まず最初に行うべきは、道具を一切使わないアジャスターフック調整です。現代のカーテンに標準装備されているプラスチック製のアジャスターフックは、カチカチとスライドさせるだけで約1cm〜4cm程度の丈調整が可能です。レールを隠す「Bフック仕様」からレールを見せる「Aフック仕様」へとフックの位置を下げることで、裾を最大数センチ持ち上げることができます。床にわずかに擦っている程度であれば、このフック調整だけで解決する場合も珍しくありません。
フックの調整幅を超える5cm〜15cm以上の余りが出ている場合に絶大な効果を発揮するのが、カーテン裾上げダイソーやセリアなど100均で購入できるアイテムを駆使したカーテン裾上げ失敗しない裏ワザです。用意するものは、100均の「安全ピン(中〜小サイズ)」または「カーテンクリップ」のみです。
具体的な手順は以下の通りです。まずカーテンをレールに吊るした状態で、床から約1cm〜2cm浮く理想の位置を決め、折り返し地点を洗濯バサミなどで仮留めします。次にカーテンを一度レールから外し、裏面に向かって生地を内側に折り返します。ここでの決定的なコツは、カーテンのヒダ(プリーツ)の谷折り部分の裏側に安全ピンを縦方向に刺して留めることです。ヒダの奥深くに留め具を隠すことで、表面からは留め具が一切見えず、まるで専門業者が仕立て直したかのような自然なドレープが完成します。
さらに手軽さを求める層には、100均の布用両面テープやアイロン不要裾上げテープを使った仮固定も支持されています。水に強い粘着剤を採用したテープを選べば、布同士を貼り合わせるだけで縫わないカーテン裾上げがあっという間に実現します。