株式市場もまた、ターニングポイントを迎えている。日経平均株価は金利上昇への警戒感から下落する場面が目立つ一方、銀行・保険などの金融株には強い買いが集まるという激しい斑模様を描く。ゼロ金利という「補助輪」を外された日本企業は今、本業の稼ぐ力そのものを問われている。
低金利に依存して生き残ってきたゾンビ企業の淘汰が進むとの指摘もある一方で、資本効率の高い優良企業にとっては、経営体質を強固にする好機とも言える。株主還元や事業再編を急ぐ企業と、金利負担に耐えかねて縮小を余儀なくされる企業の格差は、今後一段と拡大する見通しだ。