ネットの掲示板や知恵袋などで散見される最大の誤解が、「油まみれで胃もたれする」「翌日にお腹を下す」というステレオタイプです。現場取材で確認された実態は真逆であり、東京油組総本店の油はサラリとした植物油をベースにした独自処方です。ラード主体の脂ぎったスープとは根本的に性質が異なります。
誤解が生まれる背景には、初訪問者が「着丼直後にお酢とラー油を回しかけずにそのまま食べてしまう」という食べ方のミスが存在します。油そばは提供時点では未完成であり、卓上の調味料と熱々の麺を直ちに攪拌することで乳化が起こり、軽やかな口当たりへと昇華します。そのまま食べるとタレの塩気と油分がダイレクトに舌に当たり、重く感じてしまう原因となるのです。