「プチぷよ」を初めて手に取った人の多くは、その柔らかさに驚きの声を上げます。一般的なミニトマトが「プチッ」と硬い皮を破る歯ごたえを持つのに対し、プチぷよは唇で触れただけでもわかるほど皮が極めて薄く、赤ちゃんのほっぺのような新食感と評される独特の弾力を備えています。
開発元である渡辺採種場が長年の歳月をかけて生み出したこの品種は、果皮のクチクラ層と呼ばれる組織が極めて薄く作られています。口の中に皮が一切残らず、噛んだ瞬間に果肉ごと溶け出すような感覚は、サクランボや完熟した高級ブドウを連想させます。
味の決め手となるミニトマトとしての糖度は通常期で約9〜10度、日照条件と水管理が揃った完熟期には11度を超える個体も珍しくありません。一般的な大玉トマトの糖度が4〜6度、標準的なミニトマトが7度前後であることを考えると、その甘さは果物匹敵のハイレベルです。強い甘みの中に適度な酸味が溶け込み、トマト特有の青臭さが少ない点も幅広い世代に愛される理由となっています。